
難燃コンパウンド
難燃コンパウンドを、お客様の目標に合わせて配合
コネクタ、開閉器、ハウジング、バッテリー筐体向けの難燃PBT・ABS・PC。必要なUL94等級と肉厚をお知らせいただければ、その目標に合わせて配合します。
まず、部品が合格すべき試験から
難燃グレードは、試験方法、等級、肉厚の3つで定義されます。ある肉厚で合格したコンパウンドでも、より薄い肉厚では不合格になることがあります。肉厚を伴わない等級は、仕様とはいえません。
難燃グレードは、ガラス繊維強化、無機フィラー充填、難燃グレード用の250 kg/hrのラインCで生産し、新しい目標の開発は研究開発・小ロット用のラインDで行います。
- UL94等級と、その等級が適用される肉厚
- 規格で定められたグローワイヤー要求(ある場合)
- 同時に必要なガラス繊維含有率、色、その他の特性
- RoHS、REACH、ハロゲンフリーなどの規制要求
ファミリー別の難燃オプション
3つのファミリーに難燃タイプがあります。その他のベース樹脂の難燃化は、開発案件として対応します。
| ファミリー | ベース樹脂 | 難燃オプション | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| OSABATE | PBT(非強化からガラス繊維30%まで) | 難燃タイプ | コネクタ、電気部品 |
| OSALAC | ABS | 難燃ABS(UV安定化のOSALAC 3000を含む) | ハウジング、ランプ部品 |
| OSANATE | PC | 難燃タイプ(受注開発) | ハウジング、筐体 |
| その他のベース樹脂 | PA6、PA66、アロイ | ご要望に応じて開発 | 部品と目標をお知らせください |
UL94等級は肉厚に依存し、認証試験によって確定します。必要な等級と肉厚をお知らせください。
難燃グレードの用途
炎や電気的な異常を広げてはならない部品に。
-
コネクタ
難燃OSABATE PBTは、薄肉のコネクタハウジングでも形状と絶縁性を保ちます。
-
開閉器
スイッチや配電機器向けの絶縁性・難燃性部品。グローワイヤー試験は自社ラボで実施します。
-
ハウジング
電気機器、家電、電動工具のハウジング向けの難燃ABS・PC。ご指定の色に調色します。
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バッテリー・高電圧部品の筐体
EVのバッテリーモジュール部品、高電圧コネクタ、パワーエレクトロニクス筐体向けの難燃コンパウンド。
グローワイヤー試験は自社ラボで
家電や開閉器の規格の多くは、UL94等級の代わりに、あるいはUL94等級に加えて、グローワイヤー要求を定めています。当社ラボはグローワイヤー試験機を備えているため、外部機関を待たずに開発段階で配合を確認できます。
同じラボでMFI、引張、曲げ、衝撃、HDTの試験も行うため、難燃剤の配合が流動性、強度、靭性、耐熱性にどう影響するかをご確認いただけます。
- グローワイヤー試験機を自社で保有
- MFI、UTM、アイゾット・シャルピー衝撃、HDT・ビカットも同じラボで
- 全バッチを出荷前に試験
- 全ロットにCoAを添付
UL94目標への対応の流れ
必要なUL94等級と肉厚をお知らせください。当社はUL登録済みとは表明しておらず、目標に合わせた配合と、お客様の認証試験のサポートを行います。
- 01
目標のご連絡
UL94等級と肉厚、グローワイヤー要求、ベース樹脂または現行グレード、そのほか部品に必要な特性をお知らせください。
- 02
配合方針の決定
ファミリーと難燃剤パッケージを選定し、衝撃性、流動性、色とのトレードオフがあればお伝えします。
- 03
試作配合
48-72時間で試作配合をご用意します。
- 04
社内での確認
サンプル出荷前に、グローワイヤー、機械的特性、耐熱性を自社ラボで試験します。
- 05
認証試験用サンプル
お客様または認証機関が、ご指定の肉厚でUL94試験を実施します。承認後は配合をERPで固定します。
難燃グレードのご依頼に必要な情報
最初にそろう情報が多いほど、試作の回数は少なくて済みます。
お送りいただく情報
- UL94等級と肉厚
- グローワイヤー要求と、その根拠となる規格
- 現行材料とグレード(ある場合)
- 色見本とΔE許容値
- 年間使用量と納入先工場
- ハロゲンフリーなどの化学物質制限
当社からお届けするもの
- 推奨ファミリーと難燃化の方針
- 48-72時間での試作配合
- 自社ラボでのグローワイヤー・機械的特性の試験結果
- UL94試験や承認試験用のサンプル
- TDS、SDS、RoHS・REACH適合宣言書
- 量産の全ロットにCoAを添付
難燃コンパウンドに関するよくあるご質問
UL登録されたグレードはありますか?
当社はUL登録済みとは表明していません。必要なUL94等級と肉厚をお知らせいただければ、目標に合わせて配合し、認証試験用のサンプルをご提供します。
グローワイヤー試験は社内でできますか?
はい。当社ラボにはグローワイヤー試験機があり、DSC、FT-IR、MFI、UTM、アイゾット・シャルピー衝撃、HDT・ビカットの設備もそろっています。
ハロゲンフリーの難燃コンパウンドはありますか?
ご要望に応じて、ハロゲンフリーの配合を開発できます。適合すべき規格またはお客様の仕様を、UL94やグローワイヤーの目標とあわせてお知らせください。
難燃タイプがあるのはどのファミリーですか?
OSABATE(PBT)、OSALAC(ABS)、OSANATE(PC)です。ポリアミドなど、その他のベース樹脂の難燃化は開発案件となります。目標をお送りいただければ、実現性を確認します。
ガラス繊維強化と難燃化は両立できますか?
両方を目標に配合できます。ラインCでは、ガラス繊維強化、無機フィラー充填、難燃グレードを生産しています。ガラス繊維含有率と難燃目標は互いに影響するため、同時にお知らせください。
難燃グレードにRoHS・REACH適合宣言書はありますか?
はい。ご要望に応じてTDS、SDSとあわせてRoHS・REACH適合宣言書をご提供します。また、全ロットにCoAを添付します。